明日14日に約5年4ヶ月ぶりに、ゼロ金利が解除される見通しになりました。現在の公定歩合0.1%から0.4〜0.5%へ引き上げるための調整に入ったという報道。私は0.25%だと考えていたので、この数字には興味深い。公定歩合0.5%は、先にゼロ金利解除を織り込んで上昇していた長期金利や短期金利の先物に一気に追いつく水準だと私は考えています。
 米国型で景気に配慮しながら、機械的に公定歩合を切り上げていくと考えていた私には、その上げ余地をほぼ使い切ってしまう0.5%引き上げは意外な結果です。
「ここで0.5%まで引き上げるということは、秋以降米国が景気配慮のため政策金利引き上げの打ち止めに入るかもしれないから、日銀はこの機会に全部あげとけ」ということなのだろうか。
「一応0.5%とぶち上げといて、0.25%に収め、市場に安心感が広がるのを狙っているのか」
 明日の結果がなんだか楽しみです。
 ところでゼロ金利解除は株式相場や為替相場にどんな影響を与えたでしょうか。「こんなときにゼロ金利解除をしたら、株式相場は暴落、為替は円高。ゼロ金利解除は時期尚早だ。景気の腰を折ることになりかねない」。今のところ、こうした動きは出ていません。今後の行方はもちろんわかりませんが、こんなときの専門家の言い訳は決まっています。「ゼロ金利解除は市場に大分織り込まれていたようだ」。
 大事なことは専門家のご託宣ではなく、「相場がこうなったらこう動く」と事前に行動の準備を行うことです。7月、8月は、まだまだいろいろなことが起こりそう。準備を怠りなく。