本日の日経新聞に「株投資判断、強気派が増加 アナリスト 業績底入れ織り込む」という記事がありました。こんなに株価が上昇してから、「企業の業績は2008年度決算が底だったかも」と言われてもとあきれている人も多いと思います。
本日、普通社債金利の割安さが薄れているという記事も併せて載っていました。
 私は、ここからの水準で株式投資に新規に取り組む方は、株価が上昇したところでは確実に売って利益を固められる人、たとえ買ったとたんに2割以上株価が下がっても後悔はしないと覚悟を決めた人が好ましいと思います。ここからは「あっけなく儲かるかもしれないけど、長く持っていると損をする可能性が高い相場」になると想定しているからです。株式投資の腕に自信のある人にとってはおもしろい相場は続きますが、そうでない大半の方は慎重な投資姿勢を維持された方がよいと思います。
 また個人向け社債の割安さも、記事にあるように以前に比較すると薄れてきたと思います。しかしそれは国債とほとんど変わりない償還リスクの小さい高格付けを得た社債の場合です。この間、発行された岡村製作所やソフトバンククラスの格付けA、格付けBBBの企業の金利条件は依然として円建ての確定利回り運用のリターンアップをねらう投資家にとっては選択肢として注目していい対象だと思います。
 
 むしろ私は日米株価が上昇するにつれて、当たり前のようにジリジリと上昇してきている国債を中心としたソブリン債が魅力的に見えてきました。ついに米国10年国債利回りは年4%目前のところまで上昇してきました。もちろん欧州も豪州も同様に金利が上昇しています。
高格付け社債があんなに金利が高くなったのは、安全を求めた資金が一気に国債を求めた反動です。今下げすぎた金利の反動がリバウンドとなりソブリン債の金利上昇に表れています。どこで止まるかは勢い次第となりますが、久々にソブリン債に投資妙味が戻ってきたと私は注目しているのですが・・・。
米国10年国債利回りの年4%水準は、後ほど振り返ったときにどんな評価を受けるのでしょうか。金利上昇途上の中途半端な水準?それともまずまずの投資妙味があった水準?
 中長期の投資を考える人であれば、株価の水準ばかりではなく、今後の金利動向にも注目していただきたいと思います。きっと注目する価値があると思います。