この7月の相場は、私が想定した以上に円高・株安に振れる相場となりましたが、それも結局は言って来いで元の水準にほぼ戻ってきました。5月、6月は、リスクを取った人には利益を確定するチャンスを与えたご褒美の時期でした。
 「このぐらいの水準になったら買いたい」、「このぐらいの水準が来れば売ってもいい」。そんな投資予定資金や売却を考えている資産は、いわゆる「なんとか活かしていきたい」活きた資産です。
しかしその影に、この相場の上下した環境であったにもかかわらず、ただ手元に関心もなく放ったらかしにしていた資金、もしくは塩漬けにして資産としてあきらめてしまっている資産はないでしょうか?
 「現在が投資環境として妥当ではない」、「将来売却して活きた資金として活用しようと考えているが今はその時ではない」と検討した上での放置であれば、これは有意義な選択だと思います。
しかし、ただ単に、関心がなく意識の外にある資産になっていたとしたら、もったいないとしかいいようがありません。投資するしないは別として、「この資産を活かす方法はないか」とご自身でお考えにならない限り、先はありません。
 怪しげな人が「あなたのために、あなただけの提案です」と頼みもしないのに寄ってくる、そんな心の隙間をつかれることのないように、自分の資産の関心はまず自分自身が持たなければなりません。
 どうせしばらくは、大きく相場が上昇したり、大きく下落したりする相場にはならないでしょうから、今のこの落ち着いて考えることのできる投資環境で、「関心がなく放ったらかしになっている資産」があれば、今後どうしていくのかを一度検討する機会を設けてみたらいかがでしょうか。