相場が少し回復してくるとテレビに呼ばれて悲観論を披露する専門家がいますね。そういう役割をテレビ局が期待しているからなのかもしれませんが、いつのときも万年弱気で、「今後経済は大変なことになります」と繰り返す姿勢には正直共感できません。

 「あのときはこういう根拠から想定していましたが、前提にした条件が当初の想定と変わってきたので現在はこう考えています」
経済・金融は生き物ですから、行き過ぎることがもちろんありますが、あるべき妥当水準に必ず戻ろうとする場面があり、一方方向に悪くなったり、良くなったりが際限なく続くことはありえないものと私は思います。
専門家の意見は絶対ではなく参考程度に受け止めるのが適当です。そして素人が聞いても根拠が理解できる程度の丁寧な説明をしてくれる専門家の存在はありがたいですね。
 百年に一度の経済・金融危機と名付けられた今回の景気後退。「指標には明るい数字が見えだしてきましたが楽観は禁物です。雇用の回復が数字に表れていない。今後更に悪化が予想されます。懐具合を無視した景気浮揚策で少し数字が改善しただけで決して楽観できるものではありません」
 そんなことは言われなくてもわかっています。雇用を守るため、ここは無理をしても景気浮揚策を優先し手を打った。これまでも、景気の悪い話の中に、すこしずつ良い話が混じってくる、まだら模様の景気から、良い話の割合がだんだん増えてきて、景気が回復する感じが伝わってきて、本格的な景気回復へ道筋がついてきた。すぐに雇用回復を期待することが難しいことぐらいわかっている。
 前の2003年当時の夏。円高・株安で叩きのめされた投資家に、円安・株高に自立反発する過程では「これは一時的なあや戻し。金融経済は依然どん底。そう簡単に景気回復の軌道に戻るわけがない」と大合唱していたのに、日経平均株価が14000円を抜けると今度は景気回復期待で「買い場だ」の大合唱が始まりました。
「こんなに上がってから、今更買えはないでしょう」という声が当時もありました。
私は「ジョブレスリカバリー、雇用無き景気回復だから投資は勧められない」という考えに?
ジョブレスリカバリー→まだら模様経済→本格的景気回復 になるのかの見通しが聞きたい。
「まだら模様の経済への回復さえもありえない」というなら、それは何故と聞きたい。
雇用無き景気回復の道は、先に本格的な景気回復が待っていたとしても、景気の腰が折れる将来であったとしても、必ず通る道なのではないでしょうか。
「雇用無き景気回復だから投資を勧めない」という人は、投資家に対して割安なときに投資する機会を奪っているような気がします。