三菱東京UFJ銀行は、今年2度目の期限前償還条項付き劣後社債の募集を行っています。

 定期預金に近い性質を持つが故に、債券案内に消極的だった銀行が、債券で優良顧客を開拓できる可能性に気づいた、2009年はそういう画期的な年になるかもしれません。
 そういう意味では、三菱東京UFJ銀行は特にネームバリューを活かして、好スタートを切ったと思います。銀行として直接取り扱うことはできませんが、三菱UFJ証券の金融商品仲介業者として外国債券も販売しています。さすがに取り扱いになれていませんから、投資家にとって使い勝手が余り良さそうな形にはなっていませんが、これは経験値を高めていくことで解決していく話です。
 本気で銀行が債券を品揃えのメインとして取り扱えば、投資信託の窓販以上の反響を呼ぶと私は思います。
 預金と競合する可能性がある金融商品「債券」を店頭で販売するなんて自殺行為・・・なんて考えている金融機関はいつのまにか大事な預金残高を減らしていくだけです。
個人投資家は真剣に自分の資産を守るために勉強しています。
「これは教えないでおこう。教えたら商売がやりにくい」
個人投資家を甘く見たらいけません。わかっていても知らないふりして聞いていて、金融機関の姿勢を試している人がいかに多いことか・・。
 何故最近、個人向け債券に注目が集まっているのか。もちろん、利率が高くなってきたとか条件面の改善が要因として上げられますが、それだけでしょうか?
預金に代わる円建ての確定利回り商品を求めている潜在ニーズが膨大にあるからだと思います。
それを、つまり「債券」を銀行自身が案内した意味が大きいのです。2009年が画期的な年になったと考える、これが私の根拠です。