主力銘柄が利益確定の売りで頭が抑えられる中で、日本株式相場は大きな下落をするでもなく堅調で底堅い展開になっています。正直、ニューヨーク市場の株式相場の下落や円高に振れて日本市場に戻ってきたときには、ジリジリと相場が下げていく傾向が見えてくるのではないかと見ていました。
 基本的に「相場で買い遅れて失敗した」と後悔する人が多く、現在主力銘柄を売却して処分している人の中には「撤退・撤収」ではなく、「株価が今より安くなれば再び買いたい」と買い場探しをしている人が多く、「下げても知れている。買い場はワンチャンス」という買いニーズに下が支えられているのだと思います。
 ただ注目されている銘柄は材料株が大半で相場の質は明らかに悪くなっています。主力銘柄の大半は、「4−6月期の業績は予想以上に良かった。7−9月期もまずまずかも・・」という期待を先食いした株価まで到達し、さらなる上昇は「今期を通じて見ても悪くないかも」という期待が背景として必要だと思います。しかも、同じ業態・業種であっても、勝ち組・負け組の二極化がもっとはっきりしてくるので、後半戦では個別銘柄を選別する目も今まで以上に必要になると思います。
 タイトルには「上がらないけど下がらない」と現在の日本株式相場の状況を表現しましたが、個人的には、今後しばらくは「下がらないけど上がらない」状況が続くと考えています。
中途半端に参加する態度は、精神的にも、時間的にも負担をかける結果になりかねません。「果報は寝て待て」。「下がるまでじっくり待とうほととぎす」。