本日の日経に「日米の短期金利が急接近 16年ぶり0.02%差」という記事がありました。

1993年当時。日本は89年年末に日経平均株価が約4万円の高値をつけた後、土地バブルの敗戦処理に追われ93年の株価は2万円がらみまで暴落。一方、ニューヨークダウは冷戦が終結し、長らく抜けられなかった2000ドルを抜けて4000ドルをうかがう動き。
 確かに、短期金利はどちらも3%程度で変わらない水準にありましたが、国の勢いが真反対にあったようです。
 記事の中では、日米金利の接近で「ドル投資の魅力がなく、円高・ドル安に向かう」という見方と、「米国の景気回復期待が一段と広がれば、米長期金利が上昇しやすくなるので、単純にドル安・円高が進むとは限らない」という二つの見方を紹介しています。
 私はどちらかというと後者の見方です。日米金利差がこんなに接近する過程があったから、ここまでのドル安・円高が進行したと考えています。
ドル3ヶ月もの金利が0.42%で円は0.39%台だそうです。ここまで双方が低下したら、これ以上の下げ余地は余りありません。それではどちらの短期金利の方が上昇しやすい状況なのでしょうか。
 米国の景気回復が無くても日本独自の景気回復期待は強いと考えている人であれば、日米金利の逆転、国内金利の上昇→円高という見方もありでしょう。
私はむしろ、米国景気回復期待→国内景気回復期待と、これまで何度もたどってきたパターンを想定しています。
日米両国とも実感できるような景気回復期待はしばらく期待できないので、双方とも低金利で推移し、日米為替もこの水準から大きく円高・ドル安に振れることはないと考えます。
ただし、短期的な視点で見れば、どちらかというと円安基調を修正する流れで円高になる可能性の方が高いと思います。しかし、長く続くとは思っていません。
 株式相場も為替相場も上下の変動に乏しい相場が続きそうです。