ニューヨーク市場でダウ平均は、昨年11月4日以来の9500ドル台乗せまで上昇。シカゴの日経平均先物の水準も先週末と同様に10500円まで上昇して引けています。国内の日経平均株価は10238円ですから、ほぼ300円も高いところにまで上昇したので、当然、週初の株価上昇期待は高く始まるでしょう。
 「上がらないけど下がらない相場」の先々週、「下がらないけど上がらない」の先週を経過し、今週は上に抜いていくのか、下に抜けてしまうのか、の力関係のバランスが崩れる週になると私は考えています。
 ニューヨークダウ平均が9500ドルまで上昇したのは、「米FRBバーナンキ議長が世界経済の底入れと回復力の弱々しさをともに認める発言をして、景気の強気論と、早期の利上げはないとの観測が同時に浸透した結果」と22日日経夕刊記事にコメントされていました。
 この発言を「世界経済の底入れが株価等の値上がり期待の高まりとなってはいるが、その回復力は弱々しいものだ」と受け止めれば、更なる上昇期待に対する牽制とも受け取れます。
 しかし相場は駄々っ子のよう。いくら「怒ってないよ」といっても泣き止まず、そこら中をころげまわる。一方、調子に乗っているので注意をしても意に関せず、「コラッ」と頭をコツンとやるまで騒ぐのを自分ではやめられない。今の相場は後者に入りかけているのではないでしょうか。
 ここからの更なる相場上昇はインフレ期待や相場の急落不安の高まりなど、リスクの度合いを膨らましていく結果となり、各国政府・中央銀行は、現在の相場環境を危険視する傾向が強まると思います。短期的な値上がり利益を狙う人ならともなく、そうでない人はやはり慎重な態度が必要だと思います。
 「明日は上がるぞー。大きな、でっかい花火が上がり、みんな注目するぞ」と期待する人たちが花火の上がるのをじっと待ち、空を見上げてワクワクしています。
確かに、確かに、大きな花火が上がりました。ふと回りを見ると、自分たちだけ。一般の参加者は遠巻きに眺めているだけで盛り上がっていない。
そんな状況に入っていくのではないでしょうか。
 「こんなに下がったのなら、そろそろ買ってみようかな」という水準が見定められる時期までは「上がらない相場」がしばらく続くのではないでしょうか。夏の花火はそろそろ終わりです。
もちろん、私のコメントは「買いたい弱気」であることは認めますが・・・。