16日の日経に「米地銀、破綻深刻に 不動産ローン延滞急増 20年ぶりの水準 92行が破綻 破綻を懸念する「問題銀行」は6月末で416行に増えた」と記事にありました。

同日、米政府が中国製タイヤに緊急輸入制限をかけて中国政府が強く批判したという記事もあります。政府間のギクシャクも表面化しています。
一方で、米FRBは「米国景気の後退は現時点では終わっている可能性が非常に高い」と指摘し、市場では「まさかとは思うけど、政策金利の引き上げもあるか」と出口戦力の準備に入ったかと疑い始め、国際通貨基金(IMF)も「出口戦略の準備は必要だけど、実行の時期としては時期尚早」と、FRBの気持ちはわかるけど急がないでねというけん制をしています。
 その中で、ニューヨーク株式は年初来高値を更新、一方、ドルの対極に位置する金価格も史上最高値を更新。期待と不安がないまぜになった相場展開。個人的には、相場が急変する懸念を持っています。
 8月の米小売売上高の数字が市場予測を大幅に上回るプラス2.7%。8月の米鉱工業生産の数字も予測を上回るプラス0.8%。
いずれも、政府による低燃費車買い換え補助制度でかさ上げされた影響が大きく、「9月以降の数字がどうなるか」はわからないことを知りながら、驚いたふりをしています。
 取り敢えずわからないけど、「相場が上昇するなら乗っていけ。相場が崩れれば、政府が何とかしてくれる」という非常に短期的な思考になっているような気がします。それを冷めてみている人たちが金を買い、その勢いに乗じて一儲けしようとしている人が乗っかっている。
 非常に危うい、不安定な状況に米国は現在あるのではないでしょうか。
 日本はまだスタート地点にも立てていませんので、粛々と鳩山政権の今後の働きに期待したいと思います。