今週の日本株式相場の見方の多くは、とりあえず、まだ下落するというものが多いですね。個人的にも、そう考えています。ただし、水準として、投資する妥当水準に届いてきたものが多いと思いますので、「今が底」と気張るのではなく、ここからまだ下落するという見通しを持って、いわゆる底をなめていくように株価が下落し、なかなか上昇しない状況を前提に新規投資のチャンスを図るスタンスが必要だと思います。
 おそらく、明日月曜日は相場水準の打診買いが入ると想定していますが、結局、その後も、ジリジリと下落する状況が続き、明日打診買いした投資家が「やっぱり少し早すぎたか」と後悔する時を迎えないと底には到達しないと私は想定しています。
 株式相場の動向が神経質になっているのは、日本だけではありません。海外の株式市場の動向が、日本に影響を与えることも多々あり、しばらく先が読めなくて、市場の不安定な状況は続くと思います。したがって、今後の新規投資は「たぶん、今回よりも、もっと良いタイミングがあったと後悔するはず」と覚悟して行うことをお勧めします。いいところで買おうと思うからストレスになります。
 ところで、発想の豊かな人はいるんだなあと感心したことがあります。「救缶鳥プロジェクト」って聞いたことがありますか?
 最近、サモア、スマトラ沖の大地震、そしてフィリピンの台風被害と続き、非常時の備えが必要だと感じさせる災害が続きました。「水を確保しておこう」「乾パンでも備蓄しておこう」と、その都度考えるのですが、結果何も身に付いていません。
 「救缶鳥プロジェクト」とは、普段食べているふっくらしたパンを缶詰にしたもので非常時に備えましょうというものです。賞味期限は3年です。そして2年間たって、非常時がなく、食べずに残っていたら、それを宅配便で自宅に取りに来てくれて、船積みして、世界の飢餓に苦しむ人々に食料として現地に届けるという仕組みです。
 2年間は自分たちのため、そして、残り1年は、希望すれば社会貢献にもなる。
 パンの缶詰1缶2食分が15個で9980円。つまり30食分で、回収・輸送費は含まれています。
9980円の値段設定が高いのか、安いのかは私にはわかりませんが、この話を聞いて、このアイディアはすごいなあと思いました。
 このプロジェクトにより、「非常時の備えをしてみたい」、「だけど、非常時のために用意した食料を将来無駄にするのも忍びない」、「飢餓に苦しむ人に何かお手伝いしたい」という人を同時に救うことが可能な提案だからです。
 「自分の得意分野でビジネスにしたい」、「そうしたいと思っても手段がイメージできない人がいる」、「それが実現できれば確実に救われる人がいる」。これって、どの分野で頑張っている人にとっても、ヒントになる話だと思います。
 興味のある方は、パン・アキモトで検索してみて、内容を確認してみてください。