最近は、これまで店頭には並ぶことがなかった「ワケあり」食材や、食用として利用されていなかった魚を工夫して調理したものがバカ売れしたり、「規格外」が見直されています。あの「エチゼンクラゲ」や市町村自治体で住民が被害に困っている鳥獣・魚の類も、うまい食べ方はないかと考えてしまいます。動物愛護という難しい事情はありますが・・。

 「ワケあり」の人気に関しては、本来食べられるものが食べる道筋がついたのは、まさに資源の有効利用、もしくは資源の無駄遣いが是正され、良い方向の話です。
 私は投資は継続こそ力だと思っています。相場の悪いところで、割安で放っておかれているときこそ、長い目でコツコツと投資を継続することが大事で、相場の良いときだけ勢いで参加して、悪いときは記憶喪失で過ごすことの繰り返しで、「投資をやっててよかった」なんて成果を得ることは難しいものです。
 さらに、投資家が長期投資のつもりで投資した金融商品が、投資家の都合ではなく、「途中でやーめた」と投資の継続を放棄されたのでは話にもなりません。
 最近、私が心配なのは、インデックス型投信の信託報酬引き下げ競争です。投資家にとって、信託報酬が低いのに越したことはありませんが、特にインデックス型投信は長期投資を前提に投資対象として組み込んでいるわけですから「すいません。残高が集まらず、信託報酬も低く、このファンドを採算上維持することができません」と通知されて、突然、運用から撤退されてはたまりません。
 「コストを安く見せて、投資家の資金を引き寄せたい」という目論見はわかりますが、それが採算を度外視したものであっては投資家にとって迷惑な話です。アクティブ型の株式投信であれば、最低30億円の残高が採算ラインだと依然聞いたことがあります。インデックス型の場合はどのくらい必要なものでしょうか?維持可能な純資産額の目安を教えてもらいたいものです。
 保険と同じように、長期を前提にした商品設計であるにもかかわらず、「自分の寿命まで持つのかなあ」と心配になってしまいます。どんなにありがたいサービスも、採算が合わずに、打ち切られてしまっては何にもなりません。最近の手数料引き下げ競争ぶりを見ていると、「安心して長期で任せることができる会社はどこかな」という目で見てしまいます。