為替相場は、オーストラリアの政策金利引き上げ決定以降、全般的に円安基調が続いています。

株式相場は世界的にジリジリとした上昇基調。日本株式の相場は、●●連騰という言葉に違和感があるほど、わずかな上昇幅の積み重ねです。
 JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスの好決算報道の中身を見れば、ディーリング益大幅増が背景であり、どこの金融機関にも当てはまることではなく、逆に、その芸当ができない金融機関との格差を浮き彫りにした気がします。インテル、グーグルもしかり。圧倒的少数の勝ち組の決算を見て、その他大勢の勝ち組になれない企業の今後の業績を単純にダブらせて良いものなのかと個人的には疑問です。しかし、現実、景気回復を期待して、商品市況は上昇し、世界的に株価も堅調推移しています。
 来年2010年の相場動向を「リスクを取った人にとってはラッキーな年になる」と想定している私ですが、現在の状況は、「10−12月期」、そして今年度通期の景気・業績見通しについて、余りにも期待が先行し、投資マネーで価値が底上げしているようで危うさを感じています。
ジリジリ上げて、ドスン。覚悟が必要だと思います。
 それから、今後に期待ですが、90兆円を大幅に超えそうな概算要求の今後はどうなるのでしょうか。
「政治・官僚自らまず無駄を慎み、行政に隠れた無駄をなくし、活きた税金の使い道を国民に示し納得を頂いた上で、足りなければ消費税引き上げなどを議論していきます。安易な増税、国債増発はしません」。あれだけ無駄ばかりと言っていた補正予算の見直しに四苦八苦し、2010年度予算の概算要求では自民党政権時の予算を更に上乗せしたものになった鳩山政権・与党。
 もちろん、以前とは異なり、数字ありきではなく、必要額を積み上げた結果であり、内容は意味のあるものであると期待したいのですが・・・。「だって必要なんだもん」的な軽いノリを感じてしまい、イヤ感があります。
 今年度の税収は6兆円減り、40兆円を割り込み、更に来年度が税収増の見込みも立っていないのに、いかにも、この概算要求の金額は財政改革に向けての意志が感じられません。「この金額は必要なんです。しかし、その分、いままでメスを入れてこなかった、こういった部分にも切り込み、実際、これだけのリストラを決行した結果です」。
 毎日、マスコミから「今まではこんな無駄をしていました」という断片的な話が伝わってきて、少々庶民は切れかかっています。政権・与党には、変化を期待して投票した国民を失望させないように、せめて「なぜできないのか」の説明責任をキチンとしていただきたいと思います。