「何か小腹が空いた」と言われたので、「コンビニでも寄るか?コンビニならどこでもいい?」と聞いたらダメ出しをされてしまった。私にはあまりこだわりがなかったのですが、同乗者たちの中では、「セブンイレブンの●●食べたい」とか「ローソンのあれがおいしいと聞いた」とか「ミニストップは捨てがたい」とか、こだわりがあるようです。確かに、テレビのCMを見ても、コンビニそれぞれに主張が見えますねえ。

 インターネット証券業界3位のマネックス証券と7位のオリックス証券が来春をメドに経営統合する方針を固めたと報道がありました。手数料競争が行き着くところまで来て、更にインターネット取引のシステムを支える費用がかさみ、ネット証券はどこも厳しい環境の真っ直中にあるようです。
 ネット証券で取引する人は、複数のネット証券にダブって口座を開設する人が大半ですから、名寄せをしたらダブりも多いでしょうし、実質稼働していない口座の数も相当数あると思いますから、単純に今後の見通しとして「1+1=2」以上の期待は難しいのではないでしょうか。
 「こういう投資環境だから数が減るのは仕方ない」という声がありますが、私は「大丈夫かな」と懸念しています。ネット証券はどこも厳しい。それだけではなく、投資家にとって「どこも同じように見える」会社ばかりであることです。ただ、「取り扱う商品が多い」、「手数料が安い」だけで競争を続けてきたものですから、自分よりも「取り扱いが多い」「手数料が安い」ところが現れたら、淘汰されるのを待つしかない負け組になりかねない業界体質になってしまったからです。
 投資は長期投資が前提なのに、長期投資に堪えない会社は淘汰されるのは必然です。
私が懸念するのは、ネット証券の数が減ってしまうことではなく、「まさか全滅しないだろうなあ」という点です。コンビニのように、「ネット証券ならどこでもいい?」と聞かれたときに、「●●ネット証券はいいらしいよ」、「□□証券も捨てがたいぜ」と投資家から支持してもらえるようなネット証券がどれほど存在しているのでしょうか?
 どこのネット証券が良いですか?「うーん?品揃えが豊富なのは・・・。手数料が安いのは・・・。だけど結局は本人の使いやすさがもっとも大事だから・・・」と迷い、
「いろいろ試してみては・・・」という助言になってしまいます。
 今回のネット証券の経営統合が、ネット証券業界の転換のきっかけになることを期待します。