株式相場も為替相場も、ドバイショックを機会に、株安・円高へ急進する過程、そしてその後の株高・円安に戻る過程で、目先を狙った短期筋の投資家が振り落とされて、重石が取れたように思います。今後はジリッと株高・円安へと二進一退を繰り返し、下値に対する不安は薄れていくのではないでしょうか。
 オーストラリアは昨日、三度目の政策金利引き上げに踏み切り、0.25%上げて3.75%にしました。米国のクリスマス商戦は人通りは多いけど客単価が低下しているとか、前向きにとらえていいのか、後ろ向きにとらえていいのか、まだら模様の見方になっていますが、個人的には「そんなに悲観する数字でもない」と安堵する結果になると思います。
 自分の身に置いてもそうですが、百貨店など店に足を運ぶことがめっきり少なくなりました。大きな買い物のほとんどは、自宅まで商品を運んでくれるネット通販を利用するようになりました。どうなんでしょうか?街中の人通りだけで景気の実態を測るのが難しい世の中になってしまったように思います。
 私の実感では10−12月期は「覚悟していたほど悪くない」。1−3月期の様子はまだ見えてきませんが、もし今回と同様に「覚悟していたほど悪くない」状況であれば、売られすぎた分の株価は戻るでしょう。株価上昇は気の好転をもたらすことになり、滞っていたお金の巡りも少しは良くなっていくと思います。
 やはり、そこで気になるのは政治リスク。本日鳩山総理と白川日銀総裁は何を話し合うのでしょうか。その後を前向きに考えられるような会談になればいいのですが・・・。もともと大きな期待をかけてはいないのですから、いかにも「重大事の発表」があるかのような演出は勘弁してもらいたい。
ガソリン暫定税率廃止→環境税導入。これも火種ですね。あれだけ事業仕分けで、「税金の使い道」に注目が集まった後に、「環境税として集めた資金を何に使うのか」という基本形さえも固まっていないお粗末さ。そんな状態で、有効な景気対策のアイディアなんてお持ちなのでしょうか。
「日銀がやるべき事をやっていないから・・・」と日銀にデフレの責任を押しつけるかのような政府の他人事な対応はがっかりすることしきりです。