東京証券取引所は株主への影響が少ない方式で企業が柔軟に増資できる環境整備に乗り出すと本日の日経記事にありました。本当にこの日本というのは、既に株主である人(既存株主)を大事にしないし、意識ある投資家を大事にしないし、黙って堪えて頑張っている国民を大事にしませんね。マーケットの価値を高めるのは、既存株主の支え、投資家の支え、国民の支えがあってこそなのに、まず生き残ることに一杯一杯で、大事に支えてくれている人に感謝するどころか、すねをかじることばかり考えています。日本のマーケットの評価はますます低くなり、日本人でさえも見限る惨状になってきました。東証には大いに知恵を絞って、実のあるインフラを整備してもらいたいと思います。
 逆に言えば、日本の市場はすごい潜在能力があるということだと思います。こんなに無駄があり、足を引っ張る事案に事欠かない中で、世界で類い希なマネーの流動性を今でも確保されている国です。もう少し政治がましで、将来が安泰とまでは行かなくても、「将来をそんなに悲観せず、前向きに考えて努力していけばなんとかなるかも」と思える光があれば、ウーンと市場にも明るさが出てきて元気が出るでしょう。
 今週は再びリスクを取って投資した人に楽しみな週になると思います。悪い話はほとんど聞き古した話ばかりとなり、だんだん株高・円安に水準が切り上がっていくにつれて、それを裏付けする声が広がってきて、市場に自信がよみがえってくるのではないでしょうか。
「日経平均株価の1万円の大台を固める」、「ドル円が90円を大きく割り込む円高は年内はない」という見方が大勢に変わると、今年の最後は株高・円安の方向づけになると思います。