当面の新しい株安・円高材料は見あたらず、「なぜ株価がしっかりしているのか」、「円安に動いているのか」と説明するコメントが増えてきました。「株安・円高」と「株高・円安」の綱引きのパワーバランスは崩れ始めていて、「株高・円安」に分がありそうです。
 特に注目すべきは、日本株式相場が欧米の株式相場から離れて、日本独自の要因で株価が変動していることです。久しく、こんな形がありませんでした。個人的には年末までに日経平均株価10700円程度までの水準訂正があるのではないかと思います。つまり今年の高値を意識した展開で2010年を迎える可能性が高いと現時点では想定しています。
 それにしても、中国の景気はやはりバブルと言わざるを得ないぐらいの状況が続いています。「バブルだって事はわかるけど、一人冷静になっても白けるだけ。踊らにゃ損損」という感じが、不動産価格の狂乱や「普通の人の生活ぶりの急変」など、随所で見聞きすることが多くなりました。
 目先突然崩れることはないでしょうが、高値圏を常に意識して警戒する気持ちを切らさず、シグナルを見逃さず、大きく損をしないように心がけた方がよいと思います。
 昨日もある人との話で「これだけ日本株は買いと言ってきたのに、いまだに買っていない人のほうが多いんですよね」「だから、まだ上がるんでしょう」。
逆に、誰かに「買え」と言われたわけでもないのに「買わなくちゃ」と気がはやる時。このときは天井圏なのですねえ。