シカゴ市場の日経平均先物は10820円と上抜いて東京市場に戻ってきましたが、その割には盛り上げるに欠ける印象が強い動きになっています。
景気実態を伴わない株価上昇ですから、毎日勢いのある株価上昇を期待するのは、余りに楽観的だと思います。ある意味冷静なのは為替市場における米ドル為替。米国雇用統計の発表を待って、ムードはドル高なのに慎重な動きになっています。
 日経平均株価の先行きは、「買おうかどうしようか」と迷う人が増えてきて、「売ろう」と思っていた人が売りを手控える動きとなり、「様子を見ていたけど、あんまり下がりそうもない相場だなあ」、「えっ?こんなに上がっている銘柄もある」という発見が相場水準を固く支えていく展開になるのではないでしょうか。たとえば、「トヨタ自動車の4000円はいいところと思っていたけど、4200円程度はあるかも」と、3000円からの上昇を見てきて慎重だった投資家が4000円の株価水準を認めるとか。
 現在の株価水準、為替水準は果たして割高なのか、妥当なのか、まだ割安なのか。
先入観を捨てて、もう一度中立的な目で検討してみる良い時期だと思います。
個人的には、水準は確かに価値が高まった状態にはなってきましたが、「こんな環境に戻ってきたなら、そろそろ投資対象に考えてもいいかなあ」と思える選択肢がむしろ増えてきたように感じています。