トヨタ車の不具合が海外だけではなく、国内で、しかも戦略車「プリウス」で苦情が発生しているとの報道があり、株価が急落。買い手は出来るだけ安く買いたいと買いを取りやめ様子を見て、パニック売りの行方に期待を寄せている様子。

 自らの情報開示ではなく、指摘を受けてからの後手に回った対応が印象を悪くしている。GMを抜き、「世界一の自動車メーカーになったトヨタ」という社内のおごりが長く醸成されていた結果であり、今回の一連の流れを市場関係者であれば「あのトヨタが・・・」とビックリする人よりも「やっぱり・・・」と受け止める人のほうが多いと思います。 それに比べて、ホンダの人気は上昇、株価はついに逆転しました。
 ここまでの経過、そして結果は受け止めた上で、今後、トヨタは経営者を先頭に、潔い説明責任を果たすことと丁寧で迅速な顧客・投資家対応が求められますし、応えるように期待します。
これはトヨタだけではなく、日本製品の品質管理が問われかねない正念場です。
逆に、この正念場を「さすが・・・」という模範的な対応で締めくくることが出来れば、今後のグローバル社会におけるトラブル解決のモデルケースとなり、後々にわたって尊敬される出来事としてプラスの印象に変わるはずです。トヨタの今後が試されます。
 10−12月期のまずまずと言える景気回復度合い、更なる円高懸念の後退、そしてコストダウンを断行し現在の売上水準でも利益が出る経営体質に変えた企業の出現など、今後に光が見え出しました。この傾向に安定感が出てくれば、その先には、設備投資に火が入り、雇用に結びついていく期待も現実のものになってくると思われます。
春は近づいています。私はそう感じているのですが。