ギリシャショックに続き、ポルトガルショック。国の破綻さえも疑われる「ソブリンショック」という、かなり切羽詰まった話まで不安・不満心理が高まってきました。
誰が名付けたか「PIGS」(豚たち)。ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインの頭文字を取った造語ですが、「ユーロは大丈夫か」とユーロの価値が疑われ急落し、世界的に株安・ユーロ安・資源価格安が進みました。
 ニューヨークダウは一時1万ドル割れ、米ドル89円割れ、ユーロ122円、豪ドル77円割れ、原油価格73ドル割れ、金価格1060ドル台という景色が異なる水準まで下がりました。
 市場は大泣きしています。ここまで大泣きすると、そんじょそこらの「なだめ」や「すかし」では機嫌は直りません。「超金融緩和から正常な金融政策へ」という出口戦略はしばらく封印せざるを得ないでしょう。オバマ大統領が「金融規制法案」の話をしようとすれば、周りから「シッ」と「空気を読め」と牽制が入るようになるのではないでしょうか。
 ユーロの主要国も、PIGSの問題と突き放して様子を見るという、ゆうちょに構えてはおられない状況になってきました。
 いよいよ「二番底」の底を確認する時期に入ったと思います。この来る、来ると言われていた二番底がやってきて、「それをどう迎えるか」を投資家としてスタンスをキチッと取りたいところです。
「待ちに待った機会」とチャンスなのか、「来てしまった」という恐れ・懸念と受け取り、嵐が過ぎ去るのを待つ姿勢を取るのか。
「チャンスだとは思うけど、私には無理」と思う人も多いと思います。「とてもチャンスなんて思える精神状態ではない」という人もいるでしょう。ただ、ここで大事なことは、「今自分はどうしたらよいのか」を思考を止めないで考えることだと思います。振り返って、現在が底値圏にあると私は考えています。その大事なときに、記憶にとどめておきたいときに、記憶を失って過ごすのはもったいない。
私はそう考えます。知恵を絞って、「今何をすべき」と検討して損のない時期にあると思います。