中国では、昨日31日から投資家が証券会社から資金や株式を借りる信用取引を国内証券市場で解禁し、4月中旬には株価指数先物取引の導入も予定していると日経記事にありました。

 株式がなくても、「株価が割高だ」と思えば、借りて売ることができる。資金が足りなくても、「株価が割安だ」と思えば、借りて買うことができる。市場参加者が増えなくても、取引量が増えるので値動きが大きくなりますし、当然スタート時は参加者も増えると考えるのが普通ですから、今後、中国株式市場の値動きは大きく上下に振れる可能性が高まったと言えるでしょう。
 現物取引しかできなかった時との大きな違いは、やはり株式がなくても売れることです。つまり、潜在的な新たな売り手が市場に参加したことになるので、特に株価下落時に今まで以上に拍車をかけるエンジンになりかねません。
 しかし、そのときに中国です。何が起こるかわかりません。急に「信用取引の売りは中止」とか「空売り禁止」という政策変更が突如行われるかも知れません。いずれにしても、信用取引や株価指数先物取引が中国に根付くまで「どんな影響が実際現れるのか」と、この新たな不透明な要因に注意が欠かせないと私は思いました。