今週から米国企業の決算発表、そして5月の連休明けから国内企業の決算発表が本格化してきます。インテル、JPモルガンとすでに発表した企業の業績は、良いという事前予想よりも良い内容だったようですが、その業績数字以上に注目したいコメントが多くなっているように私は感じます。

 それは「想定以上の利益が出ました。コスト軽減の成果です」というコメントが多いように思います。「売上が伸びた」という要因以上に、これまでよりも小さなコストで仕上げることができるようになり、結果、利益率が上がったという成果です。
 おそらく、景気のパイ・規模は、現在以上に大きくなることは余り期待できないと思いますが、逆に現在の規模から大きく小さくなる懸念も小さくなったと思います。したがって、現在の市場規模で利益が見込める企業であれば、業績を読みやすい企業になるのは間近なところまで来ていると言えないでしょうか。そして、その中で特に、勝ち組として生き残った企業の株価は、将来を期待されて買われる要素が今後も強まっていくと考えるのは楽観過ぎるでしょうか。
 「業績発表の内容がよいのは誰もがわかっているから、発表後は材料出尽くしとなり、株価は頭打ちとなる」という見方がありますが、どうでしょうか?株価が頭打ちで下がるということは、業績発表の結果を見て「買う人よりも売る人が多い」ということです。どの主体の投資家が、「今売るべし」と意志を持って売ってくるのでしょうか?
 もし現在よりも景気の規模、市場の規模が大きくなっていく過程があったとしたら、売上が伸びた分、ストレートに利益に寄与していくことになります。具体的な売りの主体が見えず、私には、そんなに弱気で見ていく根拠が見つかりません。