いつか来た道、戻り道。格付会社が格下げを行い、それを世間で騒ぐ時は、そもそもいったんの区切りがついた証しです。大抵の市場関係者はいつも格付会社に文句を言っています。「いまさら格下げなんて・・・・。こんなに実態から遅れて格下げを発表するなら、格下げ会社なんて、いらないんじゃないのう?」と、格下げ発表を受けて、投資資産の評価損を食らってしまった運用担当者は恨み言を言います。

 格付会社の格上げ・格下げを発表するタイミングは「えっ??何で格下げなの?格上げなの?」と市場関係者の度肝を抜く意外感のあるものではなく、「あーやっぱり」もしくは「えっ?何で今更なの?」という後付けの印象が残るタイミングが大半ですね。格付会社の方にはごめんなさい。
つまり、発表のタイミングは「そろそろ発表した事実を残しておかないと格付会社としての存在を疑われてしまう」時期に入ったということであり、暗闇から解決に向けての道筋が見えだした時期に入っていくシグナルとして、「割安に放置されているもの」を探す好機になるかも知れないと私は考えています。