「ユーロ危機の根本的な解決にはまだ遠い」とか、「ユーロ圏にある金融機関の不良債権は非常に深刻なものだ」とか、不安要因に目を向ければきりがありません。一方で、米国景気が順調に回復している指標が続いたり、関心が個人消費の回復から設備投資や雇用の回復を見つめる次の段階に移ってきたなど、「好景気に向かっている数字が確かに続いているけど・・・」と本当に景気は良くなる方向にあるのかと別な意味で迷ってきたようでもあります。

 いつ「買って目をつぶっていた」投資家に「もーう、いーいよ」と声をかける時期になるかですが、為替はドルが90円、豪ドルが76円を固めつつあり、ニューヨークダウが高値を警戒する見方もありますが10000台を回復、したがって後は日経平均株価の1万円台乗せから固めに入るかがポイントだと考えています。
 日経平均株価の1万円という水準で見れば、割安であるように見えないかも知れませんが、この下落の間に円高を嫌気し売られた個別銘柄を見ると、「いまだにこんなに安いのか」と直近の高値から大きく値下がりしたままであるものがゴロゴロあります。
 円高の修正がある程度なされた今、しかも「大きく円高に振れる機会は当面ないかも」というムードに変われば、円高を理由に売られた株価分の戻りは当然期待できると思います。
そんな視点から、直に日経平均株価の1万円を下値と考える展開に入り、「もーう、いーいよ」と目を開けていい時期が近づいていると私は考えます。
 もちろん、大きく円高に振れることがなくなったというのが前提ですが・・。
 先日も告知させて頂きましたが、本日2時5分から始まる日経CNBC「TOKYOマーケットウオッチ」で債券の話しをさせて頂きます。ちょうど、民主党総裁選とダブル時間で気もそぞろである人が多いと思いますが、見て頂ければ幸いです。