午前中に告知させていただきましたとおり、日経CNBCで債券の話しをさせていただきました・・・がっ、もしかしたら、見ていただいた方が「ところでなぜ、3年もの個人向け国債の金利水準に注目しておくべきなのか」が今ひとつ、しっくりとしていないかもしれないので、続編として、説明したいと思います。
 本日最後に、日本の現在のイールドカーブは、期間2,3年の短い期間がほとんどゼロ金利に張り付いてはいるけど、期間が長くなるにつれて金利が高くなる順イールドのパターンであると紹介しました。
 期間の短い金利がゼロ金利に張り付いているのは、国内の景気浮揚を重視して、とても政策金利を引き上げていく出口戦略は遠いと市場が見ているからだと説明しました。
 この先、もし景気が堅調な回復過程に入ると市場が想定すれば、先に期間の長いところの金利が上がり始め、連れて期間の短い金利が上がってきて、もっとはっきりした順イールドになってきます。
 逆に、景気は停滞期に向かうと市場が想定すれば、期間の短い金利はもちろんゼロ金利を這い、期間の長い金利も低下して、フラットイールドのパターンに入ります。
 したがって、今月から発行される3年個人向け国債の金利を定期的に追いかけていくと、金利が上昇する方向にあるのか、低下する方向にあるのか、同時にそれは、今後金余りから相場が活況に向かうのか、それともリスク資産から安全資産に逃げ込む相場が続くのかを予測するモノサシにもなるので「だから3年もの個人向け国債の金利に注目なんですよ」と話しを締めたかったのです。
 伝わりましたでしょうか?当然聞いていてお分かりだとは思いますが、「3年もの個人向け国債は魅力的」と取り上げたわけではなく、「3年もの個人向け国債の金利は、金利の予測や相場展開を読むのに適当なモノサシになること」を伝えたかったわけです。