日本も、米国も、ドイツも、国債・安全資産に資金が流れ込み、短期だけではなく、長期に至るまで金利が低下しています。景気減速懸念が広がり、リスクを嫌ったお金が国債等安全資産に滞留しているとのこと。日本の10年国債は2003年8月以来、6年10カ月ぶりの低金利、1.125%まで低下した。

 この国債利回りの急低下は、株安・円高を促す材料なのでしょうか。
これは、株式が下がり、リスク資産に投資したポジションを解消して円に戻した結果であり、「株式が下がり、リスク資産に投資したポジションを解消して円に戻す行為」が今後も継続する前提でなければ、「国債利回りの低下」=株安・円高の更なる進行には結びつかないと私は思います。
 日本、米国、ドイツの国債に資金が流れる状況はいつまで続くのか。その現在、滞留している安全資産が次ぎに向かうのはどんな対象か。そして、その機会を促すイベントとして、どんなことが考えられるのか。それは、近々起こりうることなのか。
 ここまで長期金利が低下してくると、安全資産とは言え、そろそろ長期で金利を固定するには抵抗、躊躇が出てきて、むしろ現在、国債に滞留した効率を求めた資金が今後どちらに向かうのかが気になります。 債券売り→?
 ギリシャ問題後、財政再建・健全化が注目されていますが、それで景気の腰を折ってしまい、経済が縮小しては健全化のシナリオの実現は困難となるため、経済成長を支えていく役割は各国政府・中央銀行に欠かせません。
 金融危機に際して最悪を想定した対応の選択肢はすでに持ち合わせているはずの、各国政府・中央銀行の具体的な協調行動に期待が集まります。