一日を泣いて過ごしても、笑って過ごしても、同じ一日。ある人と今後の相場展開について話していたら、共通認識は「後で振り返れば、この水準の為替は円高だし、株価は安いよね」というものでした。値動きは上下に振れるのが当たり前のことだし、上に行くことをいちいち喜び、下に行くことをいちいち悲しんでいては身が持たない。さりとて、投資をする以上、この値動きと上手に付きあう術が必要だ。
 だとすれば、この水準は、後で振り返るとハッピーに感じることが多いという自分の価値観を信じて、上に行けばハッピーなのだから、下に行ったときに、どう一日を過ごすのかを考えました。
彼は言いました。「人の噂も七十五日」。7月も中旬を過ぎ、75日間、つまり9月いっぱいまでは、たとえ株価が上がらなくても、円安にならなくても、それを当然と期待せず、もし株価が大きく下落したり、為替が大きく円高になる場面があったら、今年最後の割安で拾えるチャンスだと投資環境を見ていったらどうかということになりました。彼の75日間という数字に、特に意味はありません。
 個人的には、この7月から10月は2011年の良好な相場に向けて仕込むチャンスの時期だと考えていましたので、その人との会話の内容に異論はありません。投資する前に想定した水準では利益確定を行い、割安に拾える時期に準備する。
 そういう意味では、明日以降10月までの為替相場や日本株相場の下値が、結果どの水準で落ち着くのかが楽しみです。私自身は、現在の水準からさほど下押しする相場にはならないと考えていますが、ムードで一時的に売られる場面はあるでしょうから、その時に対応できるように準備が出来たらと考えています。
 気の持ち方を工夫して、泣いて一日過ごすのは避けたいですね。