タクシーの運転手さんがカーナビの売り上げにかなり貢献しているそうです。カーナビは確かに便利な道具なのですが、「普通ならその道は選ばないだろう」とか、「指示で高速を降りたのに、今度は乗るのかよ。高速代が無駄じゃないか」とか、頼り切る使い方をすると不愉快になることがあります。カーナビが示した道を選択肢として、運転手さんが経験に照らして利用するのであれば心強い味方だと思います。
 しかし、ここでも顧客に自己責任を押しつける行為が出てくるのではと嫌な予感がします。顧客から行き先を確認し、カーナビが選択したルートの中から、顧客に選択させる。途中渋滞に巻き込まれようが、遠回りであろうが、顧客が選んだもの。気の毒には思うけど、運転手の責任ではないという対応を取ることはないだろうか。
 プロ、職人の経験を背景にした話は、初心者にとっては「へえー、そうなの」と思わず、納得することがあり、話を聞いておいて良かったという思いをされた人が多いのではないでしょうか。やはり、「タクシーの運転手さんの頭にある地図はカーナビとは違う」というレベルを持ってもらいたいと思います。
 金融機関の窓口のレベルはどうでしょうか?事前に聞いておいて良かったと頼りにできますか。リスクの説明だけきちっとしておけばOKという態度ではないでしょうね。投資家は自分を守るために賢くならなければならない時代です。本当にしんどい。