東証1部銘柄の加重平均予想配当利回りは2%台。一方で、期間3年の国債利回りは日本が0.14%と低い水準にあるのは慣れてしまい違和感はありませんが、米国0.76%、ドイツ0.70%と同じように低位にあります。確かに日本と米独との間で0.5%程度の開きはありますが、それをもって、海外の金利はまだ下げ余地があり、だから円高が進むんだという話しにも無理があるように私は思うのですが・・・。ここまでの水準まで低下すれば目くそ鼻くそ・・・、ゼロ金利状態と言えるでしょう。

 株式の配当利回り2%の水準が割安なのでしょうか?やはり、債券利回りが低くなりすぎた割高状態にあり、債券バブルが発生していると考えた方が自然だと思います。
 債券投資は基本、償還まで持ち切ることを前提にしたものですが、ここまで金利が一気に低下して、機関投資家が運用に困り「債券を買いたいので売ってくれ」というなら、「だったら、どうぞ」と売ってあげたい衝動に駆られる水準になりました。
 日本電産は米電機大手エマソン・エレクトリックのモーター事業部門を買収すると発表しました。見事ですね。円高を憂えるだけではなく、円高を活かす。日本電産の永守社長は、きっと、円安だった時からずっと「エマソンっていいモーター事業部門を持っているんだなあ」と目をつけていたんだと思います。
 我々個人にとっても、日本電産のように「円高になったら手当てしたいよなあ」と考えてきた外貨資産があれば手にするチャンスなんですよね。
相場は投資のベテランにも初心者にも、均等に公平にチャンスと試練を与えてくれます。その時々にどんな対応をしたかが結果の違いにつながってきます。後悔のないように、今は一生懸命、検討すべき時だと思います。