第33回ソフトバンク社債の発行条件が決まりました。期間3年、利率1.24%です。最近の発行例では、よくソフトバンクと比較されるオリックスが7月に発行された時の条件が3年、利率1.26%でした。「ソフトバンク」と「オリックス」は個人向けに高金利で発行してくれる別格の人気がある社債のコンビですが、それでも、年1.2%程度。ちなみに、10月発行の個人向け3年国債の利率は、なんと0.11%です。もはや円の確定金利もので年1%を超えるものは見当たらない、再び国内はゼロ金利状態になりました。

 私自身はこのソフトバンク債には興味がありません。その理由は8月31日のブログに書きましたのでよかったら読んで下さい。
 ここのところ、ずっと機関投資家の運用関係者からは暗い話ししか聞けないと記者の方から聞きました。「今は買ってもダメ」「先が見えない」「しばらく何もする気にならない」
人様のお金を預かって、人様から借りた資金で運用する人は、どうしても短期的な成果を期待され、そして求められ、結果が問われますので、いっこうに参加者が少なく、盛り上がらない投資環境で元気を吸い取られ切って、悶々と過ごしている人が多いようです。
 「いつになったら投資してもいいと思いますか?」
 「こういう下げ相場ではナンピン買いなんて、絶対やってはダメですよ。相場はいずれ、どのタイミングで買っても、何を買っても儲かる時が来るんです。まず出来高が大きくなってこないとまだ投資するには早いですね。そして、確実に相場の底を打ったのを確認してから投資をし始めるんです。そしたら、負けなしです・・・・」
 なーんていう話しをよく聞いたりしますが・・・、出来高ができて、そして上昇トレンドがはっきり確認できてから買うなんて芸当をどんだけの人ができるのでしょうか。
「こんなに上がっちゃった。今からでも間に合うかなあ。えー、また上がってる。出来高も多くなってきた・・・。それでも買うべき・・・・」って悩んで、焦って、冷静さを失って、「えい、やっ」と再び、鉄火場の賭の渦に呑まれてしまう人の方が多いでしょう。
 だから私は中長期で投資成果を期待できる人には、「ここがそこら辺」と思える水準に入ってきたら、目をつぶって投資して、そして忘れるという考え方をお勧めしています。
底を当てることは困難ですが、誰が見ても割安という「そこら辺」を当てることはさほど難しいことではないと私は考えています。ただし、「買ってすぐに報われることはないかも」という覚悟と辛抱が必要です。
 こんな水準になっても、投資の一歩も踏み出すことができない機関投資家さんはお気の毒。自分のペースで投資と付き合うことができる個人投資家だから許されるスタイル、活かさない手はありません。
「15年ぶり円高水準で外貨MMFが増加 逆張り、個人にすその」
この先、「あの円高水準は異常だった」と個人投資家が高笑いする日が来ると思います。機関投資家さんがその後に続くことになるでしょう。