大事な資産は人任せにしてはいけません。こちらから選び頼みもしないのに、向こうの方から「あなたのために、いいようにしますから私に任せなさい」という輩を当てにしては「いいようにやられてしまう」のがオチです。
 自分の大事なものは、やはり自分で管理し、細部を一部専門家に委ねるのはアリだと思います。
 菅総理の続投が決まりました。時を同じくして、円はついに82円台に突入。菅政権に「円について明確な考えを示せ。いいのか、このまま放っておいて・・・」とグイグイと押し込まれている状況です。最近の尖閣諸島の中国漁船事件も、ある意味同質なものではないでしょうか?
「尖閣諸島は日本の領土ではない。中国の領土だ。日本の行動はけしからん」と突きつけられて、「遺憾に思う。注意深く見守っている」とどこかで聞いたような文句を繰り返すばかり。
 日本にとって大事な資産、国益に対して、「世間が納得するような結果に導いてあげますよ」という甘い声に期待して、「市場が指し示してくれる方向」や「国際世論が落ち着くところ」の結果を待っているような感じです。当事者である日本が自分の考えを明確に示しもせず、人様の予定調和に委ねれば、「日本は結果に従う国」とみなされて、声の大きい人の意向がより多く組み込まれた世論に落ち着く結果になるのは仕方ないのではないでしょうか。
 「円の価値はみんな合議で決められた水準で落ち着くのが適当だと思います」
 「尖閣諸島は日本の領土と言っては来ましたけど、みなさんがそう言うなら・・・」
 「世間に悪い人ばかりではない。何も言えない日本の立場を分かってくれる人もいるはず・・・」