昨日は、ついに、と言うか、やっとと言うか、15年ぶりの1ドル83円割れ後に、6年半ぶりの円売りドル買いの為替介入に入りました。大方の見方は「単独為替介入の効果は余り期待できない」と政府・日銀の断固たる決意の行為に、白けたコメントが多い。

 私は「断固たる決意を持ってやる時はやる」と明確な意思表明をしたことを評価したいと考える一人です。円安に振れるか、振れないかは結果であり、大方の見方通り、そう簡単に円安に振れないだろうと考えたほうがよいと思います。しかし「結果はどうあれ、日本には意志があり。守るべき一線を侵されそうになれば断固主張する」という姿勢を貫いて欲しいと願います。
 そこで、一番最悪なのは、これまでも何度もあってがっかりさせられた「主張のぶれ」を見せることです。「何か、様子がおかしいぞ。断固たる決意って何?」と、自滅だけは絶対避けて欲しいと願います。
単独為替介入を行ったことは、「日本の意志」を発した始まりであって、終わりではありません。ここからの一貫した姿勢が何よりも問われます。
 「為替介入をやりました」という言葉はいりません。
「確かに動きがあったはずなのに・・・誰が買っているんだあ?」「そろそろ動くかあ?」「政府・日銀は何を考えているんだあ?」というマーケットが不気味に思う存在である必要があり、これからは淡々とした態度でいてもらいたいものです。
 為替介入は財務大臣の専権事項。野田財務大臣の奮闘を期待します。菅総理、仙石官房長官は「野田財務大臣の専権事項です」とコメントし、余計なパフォーマンスはいりません。市場につけいる隙を与える機会を増やすだけです。
「介入の効果はない。日本国民の負担を増やすだけ・・・」と表面的な結果論でコメントされる場面も続くでしょうが、野田財務大臣はぶれず、淡々と役割、重責を果たしてもらいたいと期待します。大変でしょうが・・・。応援します。
 相場については、この水準からさらに円安・株高に向かう展開は余り期待していません。
「当面は、円高・株安に大きく振れる展開にはならないのかなあ?」という底堅い相場となり、割安を物色する参加者が少しずつ戻ってくる展開になれば十分だと思います。