昨日、ETF(上場投信)のニーズがなかなか高まらない理由について聞きたいということで、東証の方から誘いがあり、私を含め5人のFPが訪問しました(和泉昭子氏、深田晶恵氏、馬飼雅子氏、目黒政明氏)。

 せっかく呼ばれましたので、「このままのやり方の踏襲では国内ETFは廃れてしまう」とETFの置かれている危機的な状況を率直にぶつけました。当然、深刻の度合いは別として、東証の方もその危機感があるから我々を呼んだわけで、「そんなことはわかっている」という話しだったと思います。
 私はETFのデメリットを曖昧にせず、「現在、ETFで一番確保しなければならない流動性に問題がある銘柄がかなりたくさんあります」と現実を肯定したプレゼンをすべきだと話しました。
そうすれば
「確かに流動性に難があるETFはあるけど、流動性に問題がないETFも育ってきているよ」とか
「別に100個のETFを全部利用するわけではないのだから、流動性に問題がないETFをチョイスして利用すれば、現在のラインナップでも十分使えるよ」とか、ETF自体は投資家にとって好ましい金融商品なのだから、使い方の話になればいろいろ参考になる意見も出てくるでしょう。
 現在の政治と同じように、国民や世間が「それはおかしい。できていない。やっていない」と言っているのに、当人が「おかしくない。できている。やっている」と言い張っている状態では、見捨てられて、関心を持たれなくなってしまいます。
 正直、これが投資家に認められ爆発的なニーズを生まないのはおかしいと常々思っているのは「債券」「ETF」「STAMシリーズやeMAXISシリーズのような低コストでオーダーメードでポートフォリオが作成できるインデックスファンド」です。
 この3つに共通しているのは、仕組みは超わかりやすい金融商品であるにもかかわらず、投資家が興味を持つ話しに入るまでに単調で退屈な説明が長々とあり、大抵の投資家が聞いていて疲れてしまう商品、ついでに言えば、説明する側にもおもしろそうに商品の説明をしている人はまず見かけません。そんな説明を受けて、投資家の気持ちが動くわけがありません。これじゃあ、売れませんよね。
 「こんなふうにこの金融商品を使ったらいいと思いません?」と、投資家に使い方をイメージできるようなサポートが必要なのだと思います。