現在の日本はどっぷりデフレ状態。いきなりショック状態のハイパーインフレは2007年に原油高と円安が重なった当時のようなことがないとは言えないが、それも当時と同様に短期間で収束するものであり、現在の日本において、ジリジリとインフレが進む展開があるとしたら、まだまだ先でしょう。

懸念すべきは、やはりインフレよりもデフレの更なる長期化です。したがって、利益や事業拡大のためにお金を借りたい人の数は増えないため、金利が大きく上昇する期待は持てず、むしろ、用心のために足下に置いておく資金のジャブ付きが重石となり、国内のゼロ金利を引っ張ります。
 事業拡大に積極的になれないけど、金融危機を乗り切った国内企業には利益が貯まります。そうなれば、株主還元を理由に、「自社株買い」「配当性向を引き上げる」のは自然な流れであり、株価の下値不安さえ薄れてくれば、預金金利の低さから株式配当の高さに個人投資家の関心が移っていくのも自然な流れだと思います。
 本日の日経記事には「大手商社、配当性向を上げ」とあり、大手商社の間で配当性向を引き上げる動きが相次いでいると紹介しています。
 配当を出せば、株価はその分、下がるものですが、配当で得た資金は気分良くパッと好きなように使える不思議な資金になります。これが預金の利息だったりすると、なかなか使えずにそのままにしておくことが多いのですが・・。
「意外と配当って多くて楽しみなんだよね」「そうなんだよ」という会話が増えてくるとムードも良くなると思います。