素直でストレートな疑問ですね。私もそう思います。

 日本がデフレ環境にあるから、目に見えて比較できる海外金利が高くても、インフレを考慮した金利で測ると日本は高金利状態が続いており、これまで円高が続いてきたし、今後も続く・・・・
 現在の80円に迫る円高は、95年当時の80円と比べると、その後に続いたデフレを考慮すると、むしろ円安である・・・・
 「ふーん、だから円高基調が続くんだあ」って、本当に納得しているのでしょうか?
 円が強いのは日本が立派な国ということではなく、米国や欧州の国に比べて悪くないという相対的な判断の結果だよ・・・・・
 円の独歩高がこんなに長く続くほど、米国や欧州は日本に比べて心配な先で、日本はそれに比べたら安心できる先なのか?
 「円高がこれだけ続くにはきっと意味があるはずだ」と円高の結果が言わせた根拠の羅列だと私は思います。いずれ円安に振れた際には「円安」を支える根拠の羅列が行われるのだと思います。
日本のデフレが解消し、海外の主要国並みの物価上昇が起こるのはいつになることでしょうか?
そうならないと、円安になる日は来ないのでしょうか?
 私はこんなにゼロ金利でも円高が進む円の環境は、「配当利回りが極めて低くても、株価が上昇する」様子とダブらせて見ています。
 「なんでこんなに配当利回りが低いのに、この株は上昇しているのかな。高値だと警戒する人もいれば、まだまだ上がると豪語している人もいる。どうして、こんなに高くなったのに買う人がいるの?」
「なんで円高なの?」と同じように聞こえませんか?答えはまだ上がるという期待感が残っているからです。金利が低くても、配当利回りが低くても、「円は高くなる。株は高くなる」という期待感が支えているのだと思います。つまりムード。ムードに変化、転換があれば、いつ向きが変わってもおかしくないと受け止めて投資した方が、円高を信じ切って投資するよりも健全だと思います。
「何で円高なの?なぜ円は他の主要通貨よりも強いの?なぜ?なぜ?」