ついに原油価格は90ドル、金価格は1414ドルまで上昇。中国は景気の先行きに配慮しつつも、インフレを懸念し対処せざるを得ないぐらい、不動産価格や食料品価格が上昇してきたため、金融緩和路線の転換が迫られています。中国の投資マネーは国内不動産よりも割安な物件を求め、海外に物色の目を広げています。

 さらに、今後、米国のQE2(追加的金融緩和)、そして日本もカンフル剤を打ってきます。
いい悪いは別にして、お金は確実に余る方向で動いています。一方で、ユーロ危機に見られるように大盤振る舞いの政府財政の不安はおさまる気配が見えません。官から民へ、景気回復→税収増・安定確保を期待し突っ走る様子です。
 「こんなにゼロ金利で、しかも政治崩壊の国なのに、なぜ円は強いのか」とずっと不思議に思っています。その私の中での答えは、たぐいまれな円の換金性にあるというものです。
何兆円もの資金が短期間に日本を出入りしても、「売れない」とか「買えない」とか不自由になることはありません。これが韓国ウオンや中国元で資産を持てば、政府が介入しなければ資産の安定は図れず乱高下してしまうことになるでしょう。この流動性が円の価値だと思います。
 今後、投資でもっとも重要なのは換金性、流動性の確保です。円の価値が安定している時期にあることが前提にはなりますが、ある程度の資金を難なく受け入れ、他国に比べて割安な水準にある日本株式は流動性が優れている一点だけ取っても、国内外ともに評価されても不思議ないと私は思います。
 今週の日本株式はSQを控えていて動きにくいとか言われています。どうなるでしょうかねえ。
日経平均株価の週末終値を振り返ってみると
10月29日 9202円
11月5日  9625円
11月12日 9724円
11月19日 10022円
11月26日 10039円
12月3日  10178円
 毎週、下値を切り上げてきました。この地味な足取りには派手さはありませんが、大きく崩れる懸念は確実に小さくなっています。今週も私は期待しています。