人手不足で仕事が滞ったり、新規出店を見送らざるを得なくなったり、業務に支障があちこちで出始めています。バイトの時給も2002年調査以来、最高値を更新したとの事。
 品質で信頼されたブランドである、トヨタやソニーの不良製品リコールのニュースが驚きがなく受け止められている状況が個人的にはショックです。そんなに、ブランドイメージに鈍感であっていいのでしょうか。質の信頼を築くには長い実績が必要ですが失うのは一瞬です。
 
 楽天証券が市場金利が上昇したにもかかわらず、他社との差別化のために、信用取引の貸借金利を逆に引き下げると発表しました。金融機関の責任は、サービスの質を落とさずに企業を存続させることです。一時的なポーズになれば、投資家の信頼を失います。
 バブルのころ、新入社員を呼び込むために福利厚生の充実を兼ねて、社員寮の横にゴルフコースを作った地方の中小企業の話しを聞いたことがあります。当時もっと他にやるべき手はないのかと感じたことを思い出しました。
 キャノンは安い労働力を求めて海外に進出するよりも、ロボットなどを利用して人件費を抑え、国内工場で質の高い製品を作っていくと言われています。
 人手不足の時代だから「サービス・製品」の質が落ちるのは仕方ないという企業に慢心が出始めているのではないでしょうか。これでは消費者の気持ちが離れ、景気が頭を打つのも近いのではと懸念します。差別化をはかるなら、目先のコスト、手数料の安さではなく、質の高さで勝負したいと思います。「安かろう悪かろう」のイメージがついたら退場しかありません。