今年に入り、タイ、韓国、ポーランド、ブラジル、そしてインドと新興国の利上げが相次いでいます。食料品価格やエネルギー価格の上昇が目立ち、インフレを懸念するムードが高まってきたからです。

 1,420ドル台まで上昇した金価格は1,320ドル台まで下落、約92ドルまで上昇した原油価格は86ドルと弱含み、さらに下落しそうなムードになってきました。
かなり私のうがった見方ではありますが、
?世界経済のエンジンである新興国の成長は、今、食料品価格やエネルギー価格の上昇を懸念した利上げの行使で停滞する懸念が出てきた
?しかし食料品価格やエネルギー価格の上昇は実需以上に投機的な動きによる、迷惑な動きであるとしたムードが高まる
?商品先物取引を規制強化し、この動きを当然けん制すべきであるという声が上がる
という流れを先取りした形が金価格や原油価格の動きの最近の動きになっているのではないかと思っています。
 商品市場から逃げ出す資金はどこに向かうのか。
新興国政府は景気を停滞させたいがために利上げを行っているわけではなく、インフレで景気の腰を折りたくないから早めに利上げを行っている。インフレがおさまり、経済成長の持続を示す株高になるのはむしろ望ましい。したがって、商品市場から流動性が確保された株式市場に資金が流れていく可能性が高いと思います。
だから日本株は買いというつもりはないですが、「新興国の利上げ」「商品価格の下落」が日本株がここから売られるマイナス要因にはならないと思います。