昨日、米ドル為替の動きを見ていたら突然円安方向に大きく振れて82円程度だった水準が83円を抜けるところまで一気に進みました。材料は、ご存じの通り、格付け会社S&P社が日本の長期国債の格付けを「ダブルA」から「ダブルAマイナス」に引き下げたことらしい。
 これは非常に意外でした。これって、為替が大きく急に反応するようなサプライズなことだったのでしょうか?どちらかと言えば「やはり」と想定内の話だと私は考えていたからです。
もし、この格下げ、そして更なる格下げが想定内の話ではなく、依然とサプライズな事であるなら、円の独歩高の時代はすでに終わっていたということなのだろうと私は思います。
 続いて、本日の日本株市場の場況。欧米市場が堅調で、しかも海外市場での日経平均先物は10500円水準で引けて戻ってきたことから、まさか、10330円程度まで売り込まれる事態になるとは想像していませんでした。
 そのため、売られた材料として「日本国債格下げ」を上げる人がいましたが、それは、結果でくっつけた話で、大した話ではないと思います。
 こんな話しも聞きました。ここ最近外人投資家と国内の年金を運用する機関投資家の一部が利益確定を行う動きがあり目立ったという話。単純に、利益確定を決めて実行した動きと見て良いのではないでしょうか。それを買っているのが個人投資家のようです。
 本日の東証一部売買代金は1兆5600億円。このだらだらと下げる相場の中で、それでも買い、それでも買い、という一方の動きがあり、まずまずの出来高になったのだと思います。
 利益確定するものがあり、投資妙味アリと参加するものあり。売り買い交錯は、参加者に厚みが出てきて、流動性がついてきた証しでもあります。利益確定した人は、物色たくましい相場が続く限り再び参加する機をうかがいます。
 2月は配当等株主としての権利を獲得しようと参加する人も増えてきます。ぜひ、ぜひ、今回リスクを取って「ここは割安」と参加した個人投資家が報われる結果になるように願いたいものです。
 日本国債格下げ→円安ドル高の顕著な動き
 堅調な欧米市場→日経平均株価の100円を超える下落
 この二つは意外でした