先週は「どこまで株は下がるのか?円は強くなるのか?」の目安を確認し、今後は逆に「どこまで株は高くなるのか?ドルは高くなるのか?」を確認しに行く展開を想定しています。
 ニューヨークダウ株価指数のジリジリと上げていく高値更新は高値警戒感の現れではなく、バーナンキ議長が記者向けにQE2、追加的金融緩和措置の正当性を主張したように、米国の強い意志に対する市場の共感と期待の現れだと思います。
 ある意味、インフレ懸念よりもユーロ景気の腰折れ懸念を優先したユーロ政策金利の引き上げ見送りは妥当であり、これまでのユーロ高の反動でドルが見直されてもおかしくないでしょう。
ドル高・米株高は日本株相場の支えにもなり、日経平均株価は10200〜10500円のレンジから抜けだし、少なくとも1万円割れの懸念は当面無くなった安心感も出てくるのではないでしょうか。
 今週は今回の株価調整で「売られすぎた銘柄」が注目され、「結局、株価はみんな戻ってしまった」とふりだしに戻る可能性が高いと思います。なりふり構わぬ政策発動に決意を見せる米国株式相場はやはり強いし、世界を引っ張る。