本日の日経に「貸金市場3兆円縮小 規制強化が影響」がありました。個人向け無担保融資市場が2010年末で7兆円強となり、昨年末比では3兆円近く減っていて、昨年6月に完全施行された改正貸金業法による借り入れの総量規制の影響だとしている。銀行が新たな受け皿として期待されているものの、メガバンク3行の無担保カードローンの残高は10年末で4300億円。前年末に比べて、700億円しか増えていない。

 確かに問題のある借り方も多かったのだろうが、これだけ短期間に、借りていた人が突然借り入れが不能になれば困る人が当然たくさんでているはず。興味本位な視点から、たまに「ヤミ金へ向かう」動きが報道されたりはしていますが、実際、実態の話しとして、困っている人たちの声が表立って出てきていないのが、むしろ深刻な事態にあることの表れだと思います。
誰にも相談できず、声を潜めて、今を過ごすことに精一杯の人がたくさん出ているのではないでしょうか?「やっぱり、そういう事態が発生していたんだ。いるんだ」という情報が入っているけど表に出ていないのか。それとも、本当に出ていないのか。実態がつかめていないのか。
 何故3兆円も短期間に融資金額が縮小しているのに、表面上問題もなく、スムーズに流れているように見えているのか。おもしろおかしく、興味本位な報道で国民が振り回されないように、行政から積極的に丁寧な説明、情報発信がもっとあって良いと思います。
 もし「やはり」という実態があるのに行政にその情報が入ってこないとすれば、行政に規制の強化や緩和の権限を委ねていることに不安を感じずにはおれません。
「現場の実態を誰よりも知っている」という自負を持った行政のプロが主体となって、大事な規制のあり方が決められていると信じたい。