最近、東証の斉藤社長が投資家向けにETFの重要性・有効性を自らCMで訴えるようになったかと思っていたら、本日は東証と大証が経営統合に向けて協議に入るとニュースにありました。

東京市場の地盤沈下、というよりも、過去からの遺産でなんとか主要市場の一角でいられている存在感のないローカル市場になってしまった危機感が当然東証にもあり、構想ではなく具体的な行動なしには打開できないところまで追い込まれた表れなのだと思います。
 東証を中心に国内市場がまとまり、海外市場の連携がスムーズになることは投資家にとってはウェルカムな話しです。東証のような公的な役割を持つ機関の存在が頼りなくなり、うぞうむぞうの輩がばっこする世の中になり、「どこを頼ったら安心して投資ができるのだろう」と投資家が不信に思う環境になったら投資する環境は死んでしまいます。最近特に志が見える東証の斉藤社長のリーダーシップに期待したいです。
 本日の日経朝刊に「原油ETF売買急増 直近、昨年の10倍」と原油価格に連動するETFの売買が急増しているという記事がありました。だいたい、実数字ではなく、●倍という表記をする内容は数字で表現すると対してインパクトがない時ですね。いかにこれまで売買高ができていなかったかということを物語っているのだと思います。
 その内容に対して私は「ETFは取引に厚みがなく、売りたい時に売れないリスクがある」と当たり前、今更コメントをしています。できれば、原油ETFがこれを機会に注目、関心を集め、流動性を備えたETFの仲間入りができればいいと期待しています。
 相場がこんなに盛り上がっている時に出来高ができているのは当たり前で、相場の盛り上がりが引けた時にも、最低限の取引が継続できる売買を確保していけるかが注目されるところです。
TOPIX、日経平均株価の日本株ETF、金ETF。それに原油ETFのコマが揃ってくると、ETFの利用者や関心を持つ人が増えてくると思います。