東日本大震災と名付けられた今回の震災。あれから3週間経って、やっと「東京電力」や「政府」が自分たちでなんとか解決し収めようとしていたことをあきらめ、世間の声に耳を傾けよう、力になってもらおうと変わってきたように感じます。

 仏政府が日本に原発事故対応ロボットを提供するという話があり、そのロボットを紹介する映像を見て感じた正直な印象はショボイでした。さぞや、いかついロボットが出てくるのかと見ていたからでしょうか?日本はロボット大国、先進国でなかったのでしょうか?あの程度の災害救助ロボは日本にはなかったのでしょうか?逆に、東京電力や政府の頭には、ロボットを利用するという発想はなかったのでしょうか?もちろん、あったし、探したのだけど、日本の中には見つからなかったということでしょうか?
 作業環境を整えるために、がれき等に付着した放射能物質が飛散しないように対策を練る。
遠隔操作で人では困難な作業環境を改善していく。
まずは汚染水を抜き、おさめる場所を確保する。
何故これまでこうした現実的な対応が少なく、現場の必死の努力に委ねることばかりが目立ったのでしょう。我々はこれまでいろんな可能性を見せてもらっています。衛星からGPSを利用し、細かな作業に当たる遠隔操作や、困難な地中深く、海中深くでも、無人で行う探査。
「日本ってショボイ」ではなく「日本ってやっぱりすごい、グレート」、今こそ見せてもらいたいものです。
 おそらく、あのロボットを見て、あの作業環境を見て、「うちだったらこんなことできる。こうしたらどうなんだろう」という提案が国内外、各方面から入ってきて、それを前向きに取り入れ、助けてくれようとする人の話しを聞くという「東京電力」や「政府」の姿勢に変化があったのではないでしょうか?
 すぐさまの好転は困難でしょうが、本当の意味での福島原発事故を収束させるスタート地点に立ったのではないかと期待したいと思います。
 ところで円相場がすごいことになっていますね。米ドルは85円、ユーロ120円、豪ドルは88円手前まで円安に進みました。円安へのピッチが早いので、どこまで円安が進むのかはムード次第ですが、新規で外貨を持つには少し慎重になります。ただし、確実に円高の底値水準は切り上がってきましたので、昔の「こんな水準になったらいいのになあ」という円高をイメージし過ぎると、外貨投資のチャンスを逃してしまいかねないので、「この水準だったらいいか」という実現可能で、ある意味納得できる水準を決めておいたほうがよいと思います。そして、それ以上の円高があればラッキーと考え、その時に追加投資できるように余力を残しておくことが大事だと思います。
 確実に円高局面になったら買い戻せる自信がある人であれば、いったん円に戻して買いのチャンスをうかがうのもOKだと思いますが、今後の値動きを楽しみにできる人ではなく、おそらく気になって振り回されそうな普通の人であれば、「当面の円安のメドがどこで、いつまで続くのかな」と円安の行方を楽しみに眺めていた方がよいと思います。