欧州の政策金利は大方が予想していた1%から0.25%引き上げて1.25%としました。今後の更なる引き上げの可能性をかぎ取った人もいれば、当座引き上げて今後の様子を見たいと慎重な態度にあると見る人もいる。そんな両方向の見方が混在し、景気の腰折れにも配慮しながらインフレ期待をけん制する効果を残すという予定していた結果に落ち着き、まずはひとつのイベントが無事に終了しました。いずれにしても欧州は、金融危機以降初めての政策金利引き上げに踏み切ったのは事実ですから、日本が金融引き締めを行う状況ではない前提で考えれば、円に対してユーロが強くなる傾向が当面続くのだと思います。

 しかし、昨日深夜に発生した、宮城県沖のマグニチュード7.4の地震には久々にビクッとしました。震災後1カ月程度経過し、そろそろ落ち着き出す期待を持っていたところなので・・・。最大震度6強という大きさの地震をまだ余震というのか。本震と余震の判定の違いはどこにあるのかとふと思った次第です。
 こういう地震がまだ続く事態では、なかなか株価は上昇しにくいですね。ただこの1カ月の中でも、復旧、復興をめざし、計画停電を回避するために、目に見えないところで企業は努力を積み重ねているように思います。交通のインフラはだいぶ整備されてきたとも聞きます。確実に前進の一歩が刻まれているので、そろそろ「5月以降にどんな態勢が整うのか」「震災直後に想定した被害と実際の被害状況がどんな関係にあるのか」など、株主や投資家向けに企業の現状を発信して安心してもらおうとするところが出始めると期待しています。
 「あのときは本当に大変だったけど・・・」と振り返るコメントがいつになったら聞けるようになれるのか。現場の危機感を持った姿、対応、火事場のバカ力。そんな先のことではないように思います。こんなに懸命に頑張っている人がたくさん日本にはいるのですから。