偶然と言ってしまえば偶然ですが、昨日15時に相談者と面談しました。その人とは1ヶ月前の3月11日15時にも面談を約束していました。
「いやあ、先月はもう少しで大変なことになっていました。たまたま事務所から遠い地下鉄の出口に出たので救われましたが、もしかしたら、エレベーターに乗っている途中で震災にあっていたかもしれません。地下鉄の出口を出たらこのビルの建物がグラグラ揺れていました。エレベーターの中に閉じ込められていたら、いつ出てこれたのかと思うと・・・・」
 昨日の面談を無事に終えてからしばらく立つと、グラグラとビルが大揺れし、「こりゃあまた、帰りが大変になる」と覚悟しました。歩いて帰ることにはなりませんでしたが、3時間以上かけて、しかも雨でずぶ濡れで帰りました。「5月11日ははたしてどうなるか」とふと思ってしまいました。
 為替相場はやはり円安の動きにスピード調整が入りそうです。個人的には、そう期待しているとも言えます。先週から続く大きな余震の繰り返し。どうしても、日本株相場の頭を押さえてしまいます。現在はハッピーな展開を楽観的に期待せず、現在の状況を受け止めて、何かやっておいた方がよいことがないのかを前向きに検討することが大事だと私は考えています。
 昨日ブログに書いた「円高、株安の場面があれば前向きに投資を検討する」という心構え・準備もそのひとつでしょう。「やはり投資なんてこりごり」と現在考えている人は、現状の投資内容を確認して、リスクを落としていく工程表、ロードマップを描くのもいいと思います。
 リスクの落とし方には、量を絞る方法が適当だと思います。2つの視点があると思います。
?まず流動性を高める。流動性が困難なものを処分し、流動性の高いものの割合を高める。
?リスクを確認して、不得意なリスクの量を少なくする。人によって、株式のリスクよりも為替リスクの方が取りやすい人もいれば逆もあります。為替リスクが不得手な人は外貨資産の割合を落とす。株式のリスクが不得手な人はもちろん株式の割合を落とす。
 そして最後に、どういう状況になったら、量を絞る判断をすべきかを決めます。たとえば「日経平均株価が10500円まで戻ったら・・・」とか「米ドルが90円になったら・・」とか、です。
 もちろん「今回こそ、投資機会を逃したくない」とむしろリスクを取ってリターンを高めるチャンスを望んでいる人もいるでしょう。その人は、どんなリスクを、どんなタイミングになったら、リスクを取るタイミングと判断するかを決めることになります。
 リスクをさらには取りたくない人も、あえてリスクを取るタイミングを考えている人も、最低限自分にとって必要な流動性が自分の現在の資産内容で確保できているかは、少なくとも検討しておいた方がよいでしょう。確保できていなければ、安心できない不安な気持ちは解消しませんし、追加投資を行う余裕を得ることもできないと考えるからです。
 個人ではどうしようもない余震や原発動向が横たわっている以上、ここでは相場との根比べ、気長に待つ気持ちが大事だと思います。