金価格がついに1500ドルを更新し、それでも、現在を高値とする見方はほとんどありません。

私も金価格自体は、まだまだ上昇していく可能性が高いと思います。元々、金を保有する意味はペーパーマネーの信用失墜懸念から、大事な資産を守るための保険としての意味が大きかったものと私は理解しています。そう思う金フアンの方にとっては、何よりも安心・安全が最も大事な部分であり、金価格が上昇しなくても下落しさえしなければいいと多くの人は思っていたはずです。
 金価格は当初、米ドルの信用が落ちると上昇するという値動きで、ユーロ為替と同じ動きをしていました。ところが、ユーロ危機が深刻化していくにつれて、米ドル、ユーロの動きとはお構いなしに、確実な上昇の足取りとなり、しかもピッチが早くなりつつあります。
 これは安心・安全を大事にした従来の金フアンの他に、「金価格は間違いなく上昇する」と値上がり益を第一に考えた人たちの動きが勝ってきたからです。
 したがって、今後はさらに値上がり益が期待できるハッピーな展開に入っていくのかも知れませんが、その代わり、良いことばかりではなく、高くなったところでは売っておかないと大きく値下がりして後悔する事態も覚悟して保有しなければらない投資対象の仲間に金が加わってしまい、「持っていれば安心」ではなくなったとも言えます。
 そういう意味で、本日は「金フアンにとっては不安なステージに入った」というタイトルをつけました。今後は金(ゴールド)にも換金性が重要になってきますので、金を持つなら現物で持つよりも、換金性を重視して金ETFの形にしておいた方がよいと思います。