株式相場も為替相場も5月以降の相場に気持ちが飛んでいっています。私も最近は5月のことをぼんやりと考えることが多くなりました。「株価がこう動いたら・・」とか「為替がこう動いたら・・」とか。いずれにしても現在ある水準が今後も長続きすることはなく、どちらかの方向に振れていく相場展開になると想定しています。したがって、そのときになって慌てないようにイメージトレーニングを行っています。

 こういうぼんやりとした時期にイメージして立てた為替や株価の上限・下限の目安はけっこう冷静なので、後々の投資のモノサシになると思いますよ。逆に、こんな時期であっても、上限・下限のイメージができない投資対象は相場水準のモノサシを持ち合わせていない対象ですから、投資の対象から外した方がよいと思います。
 本日、日経新聞を読んでいて「三井住友銀行 富裕層向け投信 日興商品の注文を銀行から証券に仲介する」という記事が気になりました。三井住友銀行の行員が企業オーナーや資産家など富裕層向けに、子会社SMBC日興證券で扱っている金融商品を「勧誘」して販売するとのこと。
 この「勧誘して販売する」というのがポイントですね。これまでは、銀行で取り扱っている金融商品をちゃんと商品内容を説明して顧客に選んでもらう方法(?)だったのを、銀行の行員側から積極的にニーズのあるだろう顧客に勧誘して投資してもらうという方法を採用したということなのだと思いました。
 投資家の自己責任がはっきりするインターネット取引ではなく、勧誘責任を伴う対面営業を敢えて行う。その心意気はあっぱれだと思います。そもそも、値動きがある投資商品を品揃えの充実だけで売ってしまえという戦略に無理があると私はずっと思っていましたので、今後に注目したいと思います。ただし、これまでに、富裕層向けに勧誘して販売し、お客様に喜ばれてきた下地があるのでしょうか?「急に飛べ」と言われても、モノサシが無くては現場は戸惑ってしまいます。
 おそらくはニーズと勝算があっての試みなのだと思いますが・・・。
 ところで日興コーディアル証券が4月から三井住友フィナンシャルグループの子会社SMBC日興證券に社名変更しました。私は前の日興コーディアル証券の社名が嫌で嫌で仕方がありませんでした。だいたい、やましい気持ちがあると社名を飾ります。安全とか安心とか、これ以上具体的に挙げてしまうとヒンシュクを買うので言いませんが、そんな名前を社名に入れているところはどうも信頼が置けません。
コーディアル=誠心誠意、真心のこもった 私は真心に満ちた人間です・・・
 この社名が取れて、やっと素のままで勝負する会社としてのスタート地点に立ったような気がします。社名でやはりおもしろいのは「任天堂」。運を天に任せる。実に面白い。