「これからどうなってしまうのだろう?」と多くの人が戸惑う中で、「そうは言っても立ち止まってばかりではいられない。考えればキリがない。何から手をつけるべきか。こんなことだったら、始められるかもしれない」と、混乱した頭に整理がつきだした人が多くなっているように思います。

 「とても動く事なんて無理」という筋肉痛や二日酔いの時も、そのままで養生しているよりも、ウーッ辛いと言いながらも動き出すと回復が早かったりします。そういう一歩踏み出そうとする人が多く出てくれば、相場で割安に売り込まれていた水準も戻り始めます。
 欧米株式に比較すると非常に緩慢で遅れた動きではありますが、それでも日経平均株価の水準は先週末には9849円まで回復し、さらに米国市場の日経平均株価先物では1万円手前まで回復してきました。また現在は1米ドル=81円前半とドル安が目立ちます。
 需要がないわけではなく、売るものが無くて売り上げを伸ばすことができない供給不足が主因の国内状況では、むしろ円高が有り難いですね。この円高がユーロや豪ドルにも波及して円から外貨へ資産シフト出来る機会があればとずっと願ってみているのですが、中々チャンスが来ません。そういう意味では、ただひとつ弱含みで冴えない展開の米ドルの水準が83〜84円に戻ってしまい、当面は大きな円高は望めないと為替市場に割安感が薄れると、再び日本株式の割安が注目されるようになるのではないでしょうか。
 円高期待で市場に注目しつつ、日本株相場の水準を横にらみ。今週はそんなふうに市場と付き合っていきたいと思います。