「やっと動き出したか」という印象を受けている人は多いのではないでしょうか?

 いろいろな意見を集めているだけでは何も解決しない。どんな結論を出しても必ず非難する声や不満の声は上がります。
「原発を止めろ」という人がいれば、「原発排除は現実的ではない」という人がいます。
「増税して日本の収支バランスの改善努めよ」という人がいれば、「減税で国民の可処分所得を増やし個人消費を刺激しろ。減税分は国債をバンバン発行して買う人に心配があれば日銀が買えばいい」という人あり。
 いずれの考えにも理があり、どちらが正解という話ではないと思います。つまり相場の材料と同じで、実際行動起こした後のムードが良い方向に向かうのか、悪い方向に向かうのかは、やってみなければわからないということだと思います。
 行動を起こして、もし想定と逆の反応が出たときに選択肢を用意し対応を準備しておくことが大事であり、これまでの政府の対応にはそれが足りなく、場当たりで感覚的な行動であったと非難を受けています。
 ここにきて、問題を先送りにしてきた課題にやっと方向性が出るようになり始めました。
「浜岡原発の停止」。この一歩により、新たに「今後の原発利用をどうしていくか」という国民的な議論が始まりました。
本日は「東電を公的管理」という報道がありました。東電を公的管理下に置いて社債も株式も保護する。ただし原発の損害賠償は東電の責任で行うという内容でした。
 いずれも結論をこれ以上先送りすることは許されず、解決に向けて明確な一歩を踏み出すことが必要な案件でした。賛成、反対いろいろあるでしょうが、やっと議論を戦わして前に進む機会になったことは歓迎すべき事だと思います。
 震災後の緊急事態、2カ月たった今更遅すぎるという見方もあると思いますが、過去のことは戻らず、動き出した今後に期待したいと思います。またこうした動きが今後の青写真を描きやすくなり、今まで様子を見ていた資金が方向を決めて飛び出す助けになると思います。
為替相場は円安に向かうのか、円高に向かうのか。
日本株相場は株高に向かうのか、株安に向かうのか。
商品相場はさらに調整が進むのか、それとも切り返していくのか。
 久々に流れがはっきりしてくる相場が期待できそうです。