毎月2回、東洋経済新報社出版の「オール投資」が10年ぶりの大型リニューアルを行い、連載を持つことになりました。題名は「流れに乗って資産を増やそう!!脱・分散投資のススメ」です。

 私が編集の方と話していて、編集の方が受け止めてつけたタイトルです。
分散投資を常識として疑わないFPの立場であるはずなのに、ケンカを売っているようなタイトルになりました。
 私は編集の方に、
?「2008年の金融危機後、ここまで売られなくても良いだろうという優良企業がゴロゴロと存在する日本株は投資のチャンス。確かに株価は3分の1になったけど、今投資をしておけば3倍、5倍、もしかしたら10倍になるような銘柄に巡り会うかも知れません。ウキウキしますよね。まともな銘柄でその可能性がある時期なんてそうそうありません」
?「円がこんなに強いうちに、これをチャンスとしてとらえて、外貨資産に振り替えるべきかを検討しないと損ですよね。こんな円が高いんですから。いずれ『あの当時、何で円はあんなに高かったんだろう??』と振り返る時期が来るでしょう」
?「私が今一番大事にしているのは流動性とシンプルです。この先チャンスが繰り返し来るのに、お金が拘束されてしまうのは大きなデメリットですね。いつでも使える円資産に戻せるものを選びたい。そしてこんなに割安なものがゴロゴロあるのだから、割安なものから、特に割安だと思うものを吟味して選んだら良いんです。こんなときに水準の割安・割高も検討せずに分散投資することに意味がありますか?自信がある投資対象があったら集中投資。自信がなければ、極端な話、現金で持っていれば良いんです。私はだから現在は日本株と外貨投資しか考えていません。新興国株式ですか?自分には新興国株式の土地勘はないので、わかっている日本株でいい考えています。水準がわからないものには手を出しません」
 そして最後に、「投資を楽しむ人がいなくなりましたねえ。儲かる手段として投資と付き合うから辛くなるんですね。『いやあー投資って面白いですねえ』という人がまた増えると良いですねえ。そういう人がみんな儲かっているわけではなく、その人にあった投資との付き合い方がわかった人なんですよねえ」
 そんなこんなで、このタイトルが出来上がってきた次第です。
 私の思い、考えは震災後も変わりありません。少々日柄整理に時間はかかってしまいましたが、せっかく金融危機で大きな波をかぶってしまったわけですから、その経験を活かして、今度は小波が発生するところから眺めて最後にガッツポーズを決めたいと思います。ガッツポーズは古いか・・。