個人的には、当面の円高が期待できる水準の目安がどこにあるのかと想定していた水準は米ドル80円20銭程度、豪ドルは85円80銭程度でした。現在、米ドルは80円80銭、豪ドルは86円20銭とまずまずの水準に入ってきました。あともう一息ですから、「この水準でもいいかあ」と判断に迷うところまで円高水準になっています。「更なる円高はどこまであるのか」の伸びしろは、それほど残っていないいい水準に来たと思います。
 我が国の政治状況を見れば円高には違和感がありますが、世界から見れば、とうに日本の何流政治には飽き飽きしていてびっくりもせず、それ以上に米国の景気停滞懸念から再び追加的金融緩和措置に入るかというQE3の行方の方が材料視されているようです。
 せっかく、日本の復興の動きに世界の投資家が注目する機会になったのに、またまた日本の政治が日本の国益の価値を下げてしまいました。非常に残念な状態です。
 菅総理の早期辞任意向を受けて不信任案が圧倒的多数で否決され、とりあえずこれで復興に向けてやっと動き出すかと期待されましたが、また辞任の時期を巡って、民主党内でのドタバタ劇。予想できたことではありますが、非常に見苦しい対応となりました。
 政治家として、みなさん潔い態度を見せてください。政権与党、野党も、粛々と立ち止まらず、復興の道に専念し、必要な法案を通し、政策の執行を行っていく。結果、「ここまで復興の道筋がついたのだから、菅総理は退陣すべき」と堂々と主張してもらいたい。結果を出して主張する。我々国民は結果を示して欲しいだけ。菅総理が恥ずかしく、辞任を決めざるを得ない結果を出してもらいたい。
そう願うだけです。